求人サイトなどを見ると、社労士事務所や社労士法人の求人を目にすることがあります。求人を見て、社労士事務所での勤務に興味を持った方もいるのではないでしょうか。
社労士事務所での勤務というと、社労士の有資格者でなければ、採用されないイメージを抱きがちです。しかし、決して有資格者でなければ、採用されないということはありません。
もちろん有資格者限定で採用を行う事務所もあります。ですが、そういった事務所は少数派であり、有資格者でなくとも採用する事務所の方が多くなっています。
確かに、社労士試験合格後に独立のための実務経験を積むことを目的として、社労士事務所で勤務する方もいます。しかし、多くはこれから試験合格を目指す受験生か、純粋な事務員として採用された方たちです。
既に述べた通り、社労士資格は社労士事務所での勤務に必須ではありません。では、どのような資格やスキルがあれば、採用されやすくなるのでしょうか。
受験生や事務員のいずれとしての勤務であっても、所長である社労士の補助をすることが主な仕事内容となります。そのため、社労士の業務分野である人事労務での知識や経験があれば、スムーズに仕事ができるでしょう。
また、簿記の資格や経理での経験も補助者として歓迎されます。しかし、人事労務や経理の経験のいずれも必須というわけではなく、未経験であっても勤務可能な事務所は多く存在します。
では、社労士事務所での勤務に必須となる資格やスキルとは何でしょうか。社労士事務所での仕事では、WordやExcelなどを扱うことが多いため、最低限のPCスキルは必須です。しかし、これも最低限あれば問題なく、専門的スキルまでは要求されません。
社労士事務所での勤務に最も必要とされるスキルが何かといえば、社会人としての常識的な振る舞いができることです。来客への対応や、電話対応などを行う関係上、ビジネスマナーや言葉使いは、気を付けなくてはなりません。そのため、社会人としての常識に欠けるようであれば、採用もされず、されたとしてもトラブルを起こしてしまうでしょう。
特別な資格やスキルがあれば、社労士事務所で採用されやすくなることは確かですが、必須というわけでありません。事務所での勤務に興味を持っている方は、募集を行っていないか問い合わせてみてはいかがでしょうか。