入社初日を迎えるときの心得12選

4月1日は新しい職場へ初出社の方も多いのではないでしょうか。
多くの場合、新しい職場に入社した初日はやることが多く、特に記憶に残る一日となります。入社初日には、新しい同僚と顔を合わせ、好印象を与えるとともに、デスク周りの準備を整え、新しい職場のルールや習慣について理解する必要があります。これらの作業を無事に終わらせることができれば、その後の業務をスムーズに進めやすくなります。この記事では、新しい職場での初日が重要な理由について説明し、入社初日を無事に乗り切るためのヒントをご紹介します。

1. 身だしなみを整える
同僚や上司に良い印象を与え、職場のドレスコードを遵守できるような服装を選びましょう。たとえば、襟付きシャツとネクタイの組み合わせやパンツスーツに、ドレスシューズやパンプス、実用的なハイヒールを合わせるのがおすすめです。他の人がカジュアルな服装をしている場合、2日目以降は服装を調整した方が良いでしょう。また、ネクタイを外したり、ジャケットを脱いだりしても問題がなさそうなら、初日の後半はそうしても差し支えありません。

2. 通勤経路を確認する
入社初日にマイカーや公共交通機関で出社する場合、通勤にかかる時間を正確に把握できないかもしれません。しかも、通勤ラッシュの時間帯は通常よりも時間がかかってしまうことがあります。そこで、職場までの通常の移動時間よりも、15分早く家を出るようにしましょう。仕事に遅刻するくらいなら早めに出社しておく方がはるかに好ましく、かなり早めに着いた場合は、余った時間をうまく活用してその日一日の準備ができます。

3. 入社手続きに関する書類をよく読む
入社初日は雇用契約書の内容を確認したり、健康保険や年金などの手続きをしたりしなければならないことがよくあります。受け取った書類は、新しい職場の退職金や有給休暇などの制度について把握できるよう、じっくり目を通しておきましょう。また、書類によっては初日が終わった後に渡されることがあり、その場合は自宅で読むことになります。なお、必要に応じて後から確認できるように、こうした書類は必ず大切に保管します。

4. 分からないことは何でも質問する
新入社員は学習しなければならないことがたくさんあるので、分からないことがあったら遠慮なく質問することで、今後のミスを防ぎやすくなります。たとえば、優先すべき業務はどれか、上司への報告の頻度はどの程度が適切かなどは聞いておいた方が良いでしょう。積極的に質問をすれば、新しい仕事で高い成果を達成しようという意欲をアピールすることにもつながります。

5. 明るく振る舞う
明るい態度と笑顔を忘れずに、できるだけ多くの同僚に自己紹介しましょう。また、休憩時間中は近くのレストランやカフェ、またはプライベートの過ごし方などについて質問して、話を盛り上げるように心がけます。親しみやすい態度を意識すれば、同僚からチームの一員として認めてもらいやすくなります。また、仲の良い人ができれば、今後のキャリアアップの助けとなってくれる可能性もあります。

6. 自己紹介の内容を考えておく
これまでにどんな職場で働いてきたのか、新しい仕事ではどんな業務を担当するのかなどについて、会った人に簡単に説明できるようにしておきましょう。また、転職を決めた理由についても話せるよう準備しておくことをおすすめします。

7. 同僚と昼食を取る
上司や同僚から昼食に誘われた場合は、ぜひその誘いを受けましょう。これから一緒に働く相手のことを知り、仲良くなるには、昼食を共にするのが効果的です。その後も同僚とよく食事を取るようになれば、職場での人間関係を深め、将来のキャリアアップに役立つことがあります。

8. 他の人の様子をよく見る
ほとんどの職場では、見習うべき同僚を正しく見極めることが重要です。周りの人たちの話や行動をよく観察することで、優秀な人の真似をしたり、自分を手助けしてくれる人と仲良くなったりしやすくなります。また、新しい仕事で成果を出す方法について、役に立つアドバイスをもらうこともできます。

9. 上司にこまめに報告する
入社初日はとても忙しくなることがあります。同僚と話をしたり、必要な研修を受けたり、入社手続きを終わらせたりする合間に、上司のデスクに何度か立ち寄り、分からないことを質問したり、何かやるべきことはないか尋ねたりしましょう。また、上司からメールが届いた場合や、デスクに呼ばれた場合はすぐに対応します。これは新しい上司への敬意だけでなく、仕事への意欲をアピールする効果があります。

10. 身振り手振りや立ち振る舞いに注意する
たとえ言葉を発していなくても、身振り手振りや立ち振る舞いを通じて周りの人とコミュニケーションを取っていることは多いものです。立っているときや座っているときに姿勢を正しくすると同時に、髪や顔に触れたり、足を動かしたり、あくびをしたりといった、緊張や退屈を表す素振りを見せないように気を付けます。また、人と話をする際は、相手の話に興味があることが伝わるように少し身を乗り出したり、重要な説明や役に立つ情報を聴きながら頷いたりしましょう。

11. リラックスする
入社初日にちょっとしたミスをいくつかしてしまったとしても、ほとんどの職場では理解してもらえます。上司や同僚に良い印象を与えようとすることは難しいかもしれませんが、業務を正しく遂行できるようになることが大切です。緊張やストレスを感じ始めたときは、ゆっくりと深呼吸をして目の前のことに集中しましょう。美しい海のように落ち着いた風景を思い浮かべるのも効果的です。たとえミスをしてしまっても、次の日に挽回するチャンスが必ずあるはずです。

12. 退勤時にきちんと挨拶する
退勤の準備ができたら、初日を楽しく過ごせたことへの感謝を上司に伝えましょう。上司が詳しい話を聞きたがっている場合は、どんな一日だったのか、今後の業務をどう遂行していくつもりなのかについて話すことをおすすめします。そして最後に「明日もよろしくお願いします」と伝えて退勤しましょう。