企業の強い味方!社労士はこんなにも活躍しています。

年金相談や障害年金の請求手続きなど、個人向けのサービスを提供している社労士も珍しくありません。しかし、社労士にとって最も付き合うことが多いのは、個人でなく企業となるのではないか。

社労士は、労働基準法をはじめとした労働社会保険諸法令の専門家として、企業の顧問を務めることが多くなっています。入退社に伴う健康保険や厚生年金保険といった社会保険の手続きは専門性が高いものです。そのため、自社で対応することが困難な企業も多く、顧問の社労士に手続きを任せています。

社会保険の手続きが適正に行われていなければ、本来貰えるはずの年金が貰えなくなるなど、従業員にとって非常に大きな影響を及ぼします。そのため、確かな知識をもって手続きを行ってくれる社労士は、企業だけでなく従業員にとっても心強い存在となっているでしょう。

また、企業の給与計算も社労士の大切な仕事となっています。近年では給与計算ソフトの利用が活発となっており、給与計算は誰でもできると思っている方もいます。しかし、給与計算ソフトを利用していても、前提となる労働時間の把握が適正に行われなくては意味がありません。

手当の対象となる時間外や深夜、休日の労働時間を正確に把握するためには知識が必要となり、正確な労働時間の把握ができなければ、正確な給与も支給できません。給与は従業員の生活に直結する非常に重要なものです。もし、ミスがあれば従業員の不満は大きくなり、最悪の場合は訴訟にまで発展しかねません。

給与に関連したトラブルは、労使間のトラブルの中でも非常に発生頻度の高いものです。しかし、社労士に給与計算を任せておけば、そのようなトラブルを未然に防止することにも繋がります。

社会保険の手続きや給与計算は、直接的に企業の利益を生み出すものではありません。また、派手で華々しい仕事というイメージもないでしょう。しかし、社会保険手続きや給与計算をいい加減に行っていれば、労使トラブルに発展し、業務の効率も落ちてしまいます。

社労士の仕事は、決して派手なものではありませんが、企業活動が円滑に行われるためには、必須となる縁の下の力持ちともいえるものです。企業の強い味方として影ながら支える社労士に興味を持っている方は、是非資格取得を目指してください。